【ポルシェ911】サーキット走行中のエンジン不調 3.2ℓハイポンプ仕様

サーキット走行中いきなりパワーダウンしエンジンの音がばらつきあり

4番5番6番の右バンクのプラグがかぶり気味というお問い合わせで入庫しました。

点検したところ

5番のコンプレッションがありませんでした。

エンジン内部に問題がある可能性があり、エンジンをおろして点検をしました。

5番のインテイクのロッカーアームが折れていました。

サーキットを走行中のため、念のためほかの箇所もばらして点検を行いました。

4番のバルブスプリングリテーナーがクラック(ひび)が入っていました。

そのままロッカーアームのみを交換するだけでしたら、次回のサーキットでエンジンがブローしてしまうところでした。

スプリングのリテーナーのクラックが入ってバルブが脱落してエンジンがブローした車を以前に2回ほど修理したことがあります。

シリンダー・ヘッド、バルブがピストンに食い込んでいました。

そうなると300万円コースになる可能性があるので、今回しっかり点検できてよかったです。

サーキットは普通の走行と異なるため、定期的に点検することをお勧めします。

クレーマーレーシングジャパンはポルシェ専門の修理店ですので、ポルシェのことでお悩みの方はご相談いただければ幸いです。

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