ポルシェ930SCのエアコン修理

70年代のポルシェは車内のエアコンとしてヨーク(メーカー)のコンプレッサーを使用しており、現在では部品の製造を行っておらず、修理は不可となっております。
ヨークのコンプレッサーはエンジンに大きな負荷をかけます。
そのため、現在はロータリーコンプレッサーのキットで販売されています。
今回はヨークのコンプレッサーが故障し、修理ができないため、ロータリーコンプレッサーをアメリカから取り寄せて取り付けを行いました。

コンプレッサーキット

ビフォーアフター

コンプレッサー

今回は予算や、車の状態によってホースが1本のキットを使用しましたが、すべてホースを取り替えるキットが販売されているますので、そちらを使用されることを推奨します。
しかし、車の状態やご予算があるかと思いますので、どのように修理するかは施工者と話し合った上で決めていただければと思います。

施工前:ヨークのコンプレッサー

施工後:ロータリーコンプレッサー

冷却ファン

オイルクーラーの冷却用電動ファンも音が出るため、費用が押さえれる代替え品に変更しました。
ファンを取り付けられるようにブラッケット(白いパーツ)をクレーマーレーシングで作成しました。

施工前

施工後

まとめ

今回はコンプレッサーのみですが、ポルシェ930であれば効率のよいエバボレーターのタイプがあります。
施工内容としては、オリジナルの銅パイプからアルミパイプに変更します。
そうすることで、冷却効率がかなり上昇します。

アルミタイプのエバポレーターに変更されるポルシェ930の所有者さんも続々と増えています。
この機会に是非エアコンの点検を行っていただき、今後も末永くポルシェに乗っていただけたらと思います。

ポルシェのことでお困りのことがございましたら、お気軽にご連絡ください!