ポルシェの耐久性はどれくらい?壊れにくいと言われる理由など解説

ポルシェは壊れやすいという人もいれば、壊れにくいという人もいます。ポルシェの耐久性を決める目安となるのが、走行距離と置かれていた環境です。ポルシェはほかの外車と比べると壊れにくい車といわれていますが、もしさらに耐久性を高めたいなら、定期的なメンテナンスを行っておきましょう。

 

ポルシェなどの外車の耐久性は?

ポルシェに憧れを持つ方は多いでしょうが、一方で壊れにくいや壊れやすいなどの意見もあり迷うことも多いでしょう。ポルシェは外車ですが、外車にも正規輸入車や並行輸入車などの種類があります。正規輸入は認定を受けているので、壊れにくい外車として有名です。ポルシェもまた、どちらの輸入法で手に入れたかによって耐久性が違います。

 

走行距離を目安に

もし耐久性を調べるなら、走行距離を1つの目安にしましょう。日本車で見てみると、1年の走行距離の目安は10,000kmです。ただポルシェなどの外車は、日本車よりも短い走行距離でのメンテナンスが推奨されています。

 

走行距離は一応の目安にはなりますが、海岸沿いに置かれっぱなしなどの場合は、走行距離が少なくても傷んでいる可能性大です。もし耐久性を調べたいなら、走行距離はもちろん保管状態も確認しないといけません。

 

中古外車の寿命

中古車は日本車の場合、10万kmを目安にするとわかりやすいでしょう。10万kmを走った車は部品にも寿命が来てしまうので、交換が必要になります。ただポルシェなどの外車では、10万kmは目安になりません。

 

メンテナンスの状態によっては、日本車よりも早く寿命が来てしまいます。もし耐久性で比較するなら日本車の方が優れている可能性もあります。

 

ポルシェは壊れにくい?

ポルシェは「ほかの車よりも壊れやすいのでは?」と不安を抱えている人もいます。ただポルシェを実際に乗った人の多くは、壊れにくいと考えている人が多いでしょう。またポルシェは完成度の高さから、耐久性が高いとされる車でもあります。

 

ポルシェの故障率は低い

車の故障率自体を会社以外の人が知る手段はありません。多くは社外秘となっているからです。ただ故障率を比較するなら、アメリカのJ.D.パワー社が調査を行う「自動車耐久品質調査」が指標になります。

 

調査によれば、ランキング第2位にポルシェが該当しており、故障率が低い=耐久性が高い車との結果が出ています。

 

リセールバリューが高いポルシェ

多くの輸入車はリセールバリューが低いとされますが、ポルシェの場合はリセールバリューが高いといわれます。理由には、耐久性の高さ、故障頻度の少なさなどが挙げられるでしょう。ネームバリューはもちろんですが、高く売却できるのにはそれなりの理由があります。

 

日本の風土が耐久性を下げる?

外車が作られている国と日本を比較すると、高温多湿の気候の日本は車にとって理想的な環境とは言えません。多くの車は日本の風土が原因で耐久性を下げています。日本車は気候に合わせて作られているので耐久性は高いでしょうが、外車の多くは気候が問題となり壊れやすい一面もあります。

 

その点ポルシェは、輸入車の中でも壊れにくいので、日本でも安心して使える車といえるでしょう。

 

ポルシェの故障事例は?

壊れにくいポルシェですが、実際にはどんな故障事例があるのか見ていきましょう。故障の原因を知っておけば、トラブルの時にも冷静に対応できます。

 

ABSセンサーのトラブル

ABSセンサーのチェックランプが点く例では、車輪が浮いて空回りしたことでコンピューターがエラーを出しています。ポルシェは繊細な車なので、少しでも不具合が起こるとエラーとして反応します。エラー検知が起きやすいのはデメリットですが、故障に早く気づける点はメリットでしょう。

 

ブレーキペダルのトラブル

ブレーキペダルの裏に設置されているスイッチが故障する例もあります。ブレーキが踏まれるとスイッチが反応しますが、トラブルの影響でブレーキが効かなくことはめったにありません。

 

ただスイッチが故障するとさらなるトラブルも招くので、ランプが点灯した場合はすぐに修理に出しましょう。

 

テールランプのトラブル

テールランプのLED電球が故障する例もあります。購入直後であれば、不具合として無料交換も可能なので、こちらも早めに対処しましょう。再発の危険性は少ないでしょうが、LEDランプの交換も日々のメンテナンスには大切です。

 

オイル漏れのトラブル

ポルシェで多いトラブルは、エンジンからのオイル漏れです。とくにポルシェの場合、水平対向エンジンを積んでいるため、車体が横に長くオイルが漏れやすい構造になっています。大きなトラブルではありませんが、修理の際には工費が高くなる可能性もあるので注意しましょう。

 

リアハッチのトラブル

ポルシェの故障例として、突然リアハッチ(ボディ後方の開閉部分)が開いてしまう場合があります。荷物を積んでいる状態でトラブルが起きてしまうと大変です。リアハッチが壊れる可能性はめったにありませんが、万が一の場合を考えて、荷物の積み方にも気をつけましょう。

 

中古のポルシェ購入で気をつけたいこと

ポルシェに限ったことではありませんが、中古の外車購入では気をつけたい点がいくつかあります。一番大切なポイントは、実際に買う車両を確認することです。昨今ではネットから外車の購入をされる方も多いでしょうが、実物を見ないで買うのはおすすめしません。

 

もし自分では確認できない部分があった場合は、担当者や整備士に聞きながら確認しましょう。ポルシェは決して安い買い物でないので、実物の確認は必須です。また同時に走行距離や置かれていた環境なども質問し、耐久性の確認もしておきましょう。

 

まとめ

ポルシェの耐久性の目安となる壊れにくさや実際の故障例など、疑問が少しでも解消されましたでしょうか。ポルシェは新車でも中古車でも、まず走行距離と置かれていた環境を確認する必要があります。耐久性を確認しておかないと、すぐに壊れる可能性が高くなるからです。ポルシェの耐久性を高めるためにも、定期的にメンテナンスをしておきましょう。

 

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