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長く乗り続けるためのチューニング

オーナーがポルシェを所有している意味を オーナー以上に深く考える

私共は0-400mの速度や最高速度、若しくは最高出力や最大トルクはその車両を評価する要素のほんの一面にしかすぎないと考えております。

それはかってドイツでクレーマー兄弟本人にコンブリートカーをオーダーした際、その車の仕様について尋ねられた会話の中でクレーマー兄弟は「オーナーがポルシェを所有している意味」をそのオーナー以上に深く考えている事を感じたからです。

ポルシェは通過する車ではなく辿り着く車

1970: Erwin Kremer

それは「すぐに壊れる様なものでは意味がない」ポルシェは通過する車ではなく辿り着く車です。

ですからオーナーには体力の限界、それを一つの目安とするならばクラッチを切れなくなる迄は乗ってもらいたい。それだからこそ「すぐに壊れる様なものでは意味がない」、確かに経済的にも精神的にも維持しきれなくなってしまうのではチューニングする意味がないと言う事として解釈いたしました。

その事は足回りのセッライングを例に上げても精悍な外見から想像されるレーシーでハードなイメージに反する、ドライビングして初めて感じる懐の深い、乗り心地が犠牲にならずストレスともならない操縦性の絶妙なバランスにも現されています。

当然の事ながら個々のオーナーのドライビングフィールドやスタイル等その嗜好によってご提案内容も変わります。但し、まずはキッチリとしたノーマルの完調な状態を楽しんでいただき、それから必要であれば初めて個々のオーナーの趣味・趣向を伺いながらお車をあつらえていく様にさせていただきます。

それがクレーマーの若しくはドイツの本当のチューニングに対する考え方なのです。
それは最終的に、オーナーが何を望むかであつらえるのではなく、買い替える事がベストなケースもあるからです。またお客様の要望が現実的に今後お車を維持して行く上で経済・精神的にリスクをかされる事にならない様に確認する必要もあるからです。

ドイツクレーマーレーシング社の正規日本法人として

混合気の吸入・充填効率を向上させる為にバルブガイドを短くカットする加工の事を耳にしますが、たとえそれでパワーがあって速くなっても30時間程度しか持たないエンジンをオーナーが本当に求めていたのか?と言う事です。

ドイツクレーマーレーシング社の正規日本法人としてその完成されたノウハウでお客様のポルシェのメンテナンスからチューンアップ迄させていただきたいと考えております。